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映画喫茶 Bande à part バンドアパート

映画家になるまでの記録。映画、読書、喫茶店。

無気力を吹っ飛ばせ!五月病の症状・原因と今からできる4つの対策

 

4月は別れと出会いの季節ですね。

5月になるとそんな少しづつ変わっていく環境にも慣れてくるころかもしれません。

 

ただ、そんな空気にいつまでも適応できず、春の暖かい気候とのギャップを覚え、逆に気分が落ち込んでしまう…それが五月病ですね。

特に一気に新しい環境に身を置くようになる人は、5月病の様な軽い鬱症状を発症する傾向が高いそう。

例えば大学新入生新入社員です。

実際に僕も大学入学当初は、燃え尽き症候群と相まって完全に5月病に陥って何も手を付けることができなくなっていました。

 

4月も終わりそうなので、今からできる5月病対策記事にしてみました。

 

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五月病とは何か?をまず知ろう

まずは五月病とは何か、そして原因はなにかを簡単に書いてみたいと思います。

五月病とはなにか?

五月病という病気は医学的にはないようで、

五月病とは一般的に、五月に入って”一定数の人々が倦怠感や虚脱感を抱いてしまう不安定な鬱状態 を指すようです。

 

新しい環境に適応できず,焦り,ストレスを感じ,気持ちが落ち込むうつ状態。医学用語ではなく通称。もとは大学新入生が5月の連休明け頃から急激に無気力,無関心になることから名づけられたが,時期は5月にかぎらず,また中学・高校生や新入社員にもみられる。

 

具体的な症状

 

・無気力で何も手につかない

・朝が弱くなる

・疲れやすくなる

・何となくだるい

 

具体的にあげると、こんな感じみたいです。

一過性のものかと思いきや、そこから立ち直れない人もいるみたい。

そうなると症状も悪化し、以下のように身体にも直接影響を及ぼすようになります。

 

・食欲不振

・下痢・吐き気

自律神経失調症

 

これ、甘く見てると痛い目みそうですね。結構深刻な症状です。

原因は?

調べてみたところ、五月病の原因は以下のようです。

 

・受験など極度の緊張からの解放,新しい学校・職場の実態に対する失望,新たな目標の喪失

・新環境に対する不適応病状

・周りの明るく暖かい環境と自己の内情とのギャップ

 

つまり、新しい環境への期待と不安、そして燃え尽き症候群やストレスとも換言できそう。

 

今からできる5月病対策

さて、対策です。

新入生や新社会人には今のうちから5月病対策をぜひ勧めたいですね。

 

対策

 

・生活リズムを整える

夜更かしをしない、朝はしっかり起きて朝食をとる。

寝る前はスマホをいじらない。

自律神経や副交感神経を正常に保つという意味で非常に重要になると思います。

特に生活環境が大きく崩れやすくなるのが生活リズムですから、ここはしっかり気を付けたい。

そして質のいい睡眠を!

 

・食生活に気を遣う

セロトニン】という言葉を聴いたことありますでしょうか。

神経伝達物質のことで、精神を安定させる作用を持っている物質で、セロトニンが不足すると気分が落ち込んだり、不眠になるなどして、うつ病等につながるともいわれています。

食生活には絶対気を遣うべき。

特に朝食は生活リズムを整えるという意味でも非常に重要!

 

食べたいものを食べるというストレス発散も大いにありだと思いますが、食生活は蔑ろになりがちですので。

 

以下がセロトニン分泌に必要な栄養素だそうです。

 

トリプトファン:肉や魚、大豆製品、牛乳などの良質なタンパク質をたくさん含むもの
■ビタミンB6:青魚、鶏肉、バナナ、さつまいも、パプリカ、かぼちゃ、アボカド、ナッツなど
■炭水化物:ご飯やパンなどの炭水化物をたくさん含むもの。特に玄米ご飯や雑穀入りご飯、ライ麦パン、全粒粉パンが◎

 

(参考:五月病対策は食事から! 憂うつをスッキリ解消できる食事のコツ | 20代の”はたらき”データベース『キャリアコンパス』- by DODA –

 

・ストレスをためない

簡単に言うけどこれが一番難しいかもしれません。

でも非常に重要なことで、不満や疲労が五月病の直接の原因です。

自分なりのストレス発散方法見つけられるといいですね。

まずは、コミュニケーションをとること、会いたい人と会うこと。

だと思います。

 

・仕事や学業にやりがいを見出す、やりたいことを見つける

これも非常に大事だと思います。

つまらない仕事をするのは大変ですよね。

仕事にやりがいを見いだせないというのであれば、その仕事によって得られる対価に重きを置きましょう。得た給与で旅をするとか、そういう楽しみを見いだせれば少しは仕事も苦ではなくなるかもしれません。

 

 

 

 

そして大学生は、早めにやりたいこと・好きなことをみつけること!

僕も一年目本当につらかったので、新入生の方は色々内向的にならず外に目を向けてみてほしい。

 

 

さて、以上が対策と原因でした。

少しでも役立てばいいと思います。

読んでくれてありがとうございました。

アカデミー賞作品賞を分けた理由は?『ムーンライト』と『ラ・ラ・ランド』を比較してみる。

今年のアカデミー賞における作品賞発表は二つの意味で世間を賑わせた。

 

最優秀賞と謳われる作品賞 “最有力” とその名を轟かし、過去最多部門のノミネートを果たしたラ・ラ・ランド』。

またアカデミー賞以外の祭典でも数多くの賞を受賞し脚光を浴びた。

しかしながら授賞式では「作品賞受賞!」とまで言われたのにも関わらず、それは取り違いで、本当の受賞作は『ムーンライト』でした、というなんという肩透かしを喰ったことだろうか。

 

対する『ムーンライト』はどんな作品か?

これの内容を知らない人もたくさんいると思う。

『ムーンライト』を作品賞候補の二番手として予想した評論家などは数多くあっただろうが、ほとんどは『ラ・ラ・ランド』を一番手として予想。

これはある意味では逆転劇だ。

 

なぜこのような取り違いが起きたのかはともかく、作品賞受賞を分けた要因は何か、この二作品を比較しつつ言及していこうと思う。 

 

 

 

『ムーンライト』と『ラ・ラ・ランド』の相違点

 

  『ムーンライト』 ラ・ラ・ランド
ジャンル ヒューマンドラマ ミュージカル、ラブロマンス
監督 バリー・ジェンキンス デイミアン・チャゼル
主要キャスト トレバンテ・ローズ、マハシャーラ・アリ etc ライアン・ゴズリングエマ・ストーン etc
テーマ 薬物、貧困、同性愛、いじめ、黒人社会 恋愛、夢、音楽
雰囲気 シリアス、淡い色使い カラフル且つ切ないタッチ
製作費 約150万ドル 約3000万ドル
興行収入 約2500万ドル

約3億7000万ドル

 

上の表でもわかる通り、ふたつは全く対照的な作品だ。

 

ラ・ラ・ランドは、その華やかで煌びやかな世界を夢と希望を筆先に描いたうえで、最終プロットの切なさは見事なものであった。

王道映画らしい映画で、たくさんの観客を魅了しつつも、最も業界人から注目や評価を得た作品だと言ってもいいだろう。

また、本作を手掛けたのはデイミアン・チャゼル監督で、『セッション』では一躍脚光を浴び最年少でアカデミー賞監督賞を受賞し、今最も勢いのある若手映画監督のうちの一人だ。

 

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(C)2016 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved. 

 

対して『ムーンライト』は重いテーマを携え、一貫した繊細な雰囲気で実直に主人公の内面と向き合った作品だ。カメラワークも独特で、映像に酔ってしまったという人も数多くいるみたい。

また本作を手掛けたバリー・ジェンキンス監督にとって、本作が長編としての2作目で、主演俳優もほとんど無名ということによって公開当初はほとんどノーマークだったらしい。

ここも対照的だと言える所以で、『それでも夜は明ける』同様にブラッド・ピットが製作総指揮を務めた点以外は、確かに特別に目を惹く点は少ないかもしれない。

 

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(C)2016 A24 Distribution, LLC

 

俳優の起用

ここで二作品に登場した有名キャストを比較したい。

ラ・ラ・ランド

ライアン・ゴズリング

『君に読む物語』『ドライヴ』など、数多くの代表作あり。

また第79回アカデミー賞では主演男優賞のノミネートを果たしている。

エマ・ストーン    

 代表作は『アメイジングスパイダーマン』『バードマン あるいは (無知がもたらす予期せぬ奇跡)』。

テレビドラマで活躍しつつ、またゴールデングローブ主演女優賞ノミネート、『バードマン』ではアカデミー賞含む数多くの祭典で助演女優賞でのノミネートを果たしている。

また本作でアカデミー賞主演女優賞を獲得。

 

J・K・シモンズ

『セッション』でアカデミー賞助演男優賞を獲得。

・他にも有名なミュージシャンや数多くの美女!が出演

 

『ムーンライト』

主要キャストはほとんど無名の俳優。

脇を固めた二人の俳優をピックアップしたい。

 

ナオミ・ハリス

『28日後…』『007』『パイレッツ・オブ・カリビアン』等の有名作に出演。

マハーシャラ・アリ

目を惹くような代表作は正直多くないが、本作でアカデミー賞助演男優賞を獲得。

 

キャストの起用という点では本当に対照的な作品だなぁ。とまとめてみて再認識。

それに前者の場合、その外見だけで人々を魅了するような華やかなキャストで溢れていた。

この逆転劇は本当に革新的だと改めて思ってしまう。

 

作風の違い

次に、作風というか雰囲気や内容の違いについて。

ラ・ラ・ランド 』

・どちらかというとポピュラーで大衆にウケそうなエンターテイメント性が強い

・けれども映画愛に満ちて様々なミュージカルのオマージュを含む芸術的な側面も

・華やかで煌びやか、夢を追う二人のラブストーリー

・脚本から言ってもミュージカルらしい内容

 →そのため整合性等に言及するのはナンセンスか?煮え切らない部分も多い

(参考:菊地成孔の『ラ・ラ・ランド』評:世界中を敵に回す覚悟で平然と言うが、こんなもん全然大したことないね | Real Sound|リアルサウンド 映画部

・ジャズをテーマに携えながらキャッチーな音楽

・演出も手が込んでおり、ファンタジックでカラフル。表現が直接的。

『ムーンライト』

・数多くの社会問題を提示

・エンターテイメントな側面は弱い

・一貫して重い雰囲気、淡い色使い

・セリフなども少なく、一貫したキャラクター性を丁寧に扱っている印象。作家性が強い?

・同性愛を暗示するが、セリフによる直接的な表現は終盤のみ。

・繊細でピントの焦点移動が激しい独特なカメラワーク→主人公シャロンの内面への描写

 

アカデミー賞受賞結果

ラ・ラ・ランド

・監督賞

・主演女優賞

美術賞

・撮影賞

・作曲賞

・主題歌賞

『ムーンライト』

・作品賞

助演男優賞

・脚色賞

 

以上から何となく導き出せるのが、ラ・ラ・ランドは演出や技巧面が大きく評価され、対するムーンライトは内容が評価されたのではないか?ということ。

 

白か黒か?

さて、アカデミー賞は政治事情がつきものだ、というのは耳にタコができるほど聞く話かもしれない。

ドナルド・トランプ政権の誕生が世間を賑わせ、それが大きく受賞作の選定を大きく左右したのではないかという事が囁かれている。

また、白人だらけのアカデミー賞、という揶揄もその話と繋がってくるのだが。

 

その状況を打破するために『ムーンライト』が選ばれた、という話も耳にする。

けれども作品賞における、黒人映画として黒人のキャスト、スタッフを起用したから『ムーンライト』が受賞したんだ、という論理はもはや暴論だし、作品に携わった人にあまりに失礼ではないか?

ただしそのような政治的な見方によって、そんな白人のためのアカデミー賞という揶揄を打破する意識によって『ムーンライト』が作品賞受賞したのだとすれば、それがどれだけ革新的なことなのかがわかる。

 

逆を言えば、『ムーンライト』が今までの潮流を覆すほどの傑作だという結論も導くことができるのでは?

 

 まとめ

さて、まとめとか結論です。

 

ふたつの対照的な作品を時代の変化を争点に結論を導き出すのは簡単だし、作品賞を時代が選んだ、というよりは、もう少し作品自体を純粋に評価されていてほしいし、そんな風に作品賞も受賞していたらいいですよね。

でもどっちの作品が優れているか、って本当に難しいです。

レースのようにタイムで甲乙つけられないから誰もが納得いく結果は導くことはできません。

 

それに投票制だしね。

アカデミー賞会員は高齢で保守的な傾向にあり、選出される作品も正統派なドラマが多いとか。

作品賞の受賞規定も『その年で最も優れた映画作品』というおそらくその作品自体の内容を示唆するものです。

政治制とか関係なくてもね。

全くそれらを無視するというわけにもいかないだろうけど。

 

結論として、作品賞を分けた相対的な要因。

・『ムーンライト』はより堅実的で実直に人間と向き合っている

・キャストの知名度や興行収入に関わらず、作品自体の内容や質によって評価された

ということじゃないかな。

 

 

どちらが優れた作品か、というと映画において重要なのは作家性か、エンターテイメント性か、という堂々巡りに陥ってしまいそうなのでここではやめておきたい。

ただしアカデミー賞会員の傾向から『ムーンライト』の方が好みで、その目線からは優れていた、ということではないかな。

 

 

 

僕はミュージカルがそこまで好きではなくて、それよりもあまり派手じゃない淡々と描かれる映画が好きです。

 

だから作品賞を『ムーンライト』が受賞したのは、政治性を一切抜きにしてもうなずけるだろうし、僕がアカデミー賞会員だったらそれに投票すると思う。

 

映画って好みだろうしね…結局は。

 

以上が『ムーンライト』と『ラ・ラ・ランド』について、

またアカデミー賞についてのコラムでした。

 

なぜ洋画の原題・タイトルはシンプルなのか?理由を考える。

さっそくですが『アナと雪の女王』の原題をご存じでしょうか?

 

答えは『frozen』です。

 

直訳すると凍った、とか冷蔵の、という意味で、形容詞の中の過去分詞ですよね。

 

『冷蔵の』なんてタイトルの映画があったら、ちょっとした違和感を抱きませんか?

またこんな形容詞だけのタイトルの邦画ってある?

あまりないよね。というかほとんど見ない気がする。

 

原題からは考えられないほど長い邦題をつけられたり大幅な改題が行われることは、映画の世界には多々あることです。

原題と邦題は大体が異なりますね。

邦題だけ知っていても、英語圏の方と映画作品の話を滞ることなく楽しむ、ということはなかなか難しかったりする。

 

言語が違うわけだから、当然作品のタイトルの付け方とかも変わってくるのです。

例えば、上記の『frozen』というタイトルの映画なんかいい例ですね。

 

そこで今回の記事のテーマなのですが。

英語と日本語って、なんとなく “単語” に対するアプローチの仕方が違うんじゃないのか?ということを僕は常々頭の隅に置いていました。

 

今回は以前から気になっていた、そんな言葉の用い方や捉え方について、例によって映画を題材に考えていきたいと思います。

 

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具体的に言葉の用い方といいましたが、主に考えるのは、英語と日本語の単語に対する価値観について。

言語学的な専門記事ではなく、あくまで考え方についてです。

ちょっと面白い試みというか考察ができればなぁと思います。

 

邦画と洋画のタイトル

僕が記事で取り上げたいのは、語感の違いというか言語に対する感覚的な相違。

これが大風呂敷を広げたような前置きならないよう、しっかりとした考察をすすめないと。

 

なんとなく、洋画の原題はシンプルで、邦画のタイトルは長いものが多い、という漠然としたイメージを僕は抱いていました。

さて、それが本当なのかどうか、ちょっと検証してみたいとおもいます。

 

洋画の原題はシンプルだ。

 

まず、洋画におけるタイトルって、とてもシンプルだったり単語のみのものが多いんですよね。

 

たとえば『The ~』とか、すごくシンプルなもの。

The Martian(火星人)』とか、これは邦題が『オデッセイ』ですね。

The Accountant(公認会計士)』とか、これは邦題が『ザ・コンサルタント』です。

他にも挙げれば

Bony and Cryde(ボニーとクライド)』は『俺たちに明日はない

『Moon』は『月に囚われた男』 
the Mummy』は『ハムナプトラ/失われた砂漠の都

fast five(速い5)』は『ワイルド・スピード』です。

フォレスト・ガンプのように、もう人名のみ、なんてこともあるよね。

 

やっぱり、原題凄くシンプル!

タイトルだけじゃなんだかよくわからんし。

 

それでは考察の方に移っていきたい。

その前に、まず大きな注意点があります。

それは、

・洋画は原題のものを考える

というものですね。当たり前と言えば当たり前だけど(笑)

手順として、洋画における原題と邦題と、洋画と邦画のタイトルについて考えていきたいと思います。

洋画における原題と邦題

上記で注意を促しましたが、それについても言及したい。

 

原題と邦題が大きく違う、というのはよくある話。

例えば先の『アナと雪の女王』だってそうです。

先日上映された『雨の日は会えない、晴れた日は君を想う』の原題はDemolitionだし

カールじいさんの空飛ぶ家』は『Up』です。

 

邦題の付け方がひどい!意味不明!なんて言われることもしばしばありますが、まあそれはどうでもいいんです。

だって、今回は言葉のニュアンスの違いを考える記事だし

それに邦題をつける際は必ず恣意的な意図が含まれている。

 

それは洋画版のポスターヴィジュアルが日本版だと大きく変わったりするのと同じだと思います。

www.e-aidem.com

だから今回はそのことについてはノータッチで!
 
邦画のタイトルについて

さて、少しづつ本題に移っていきます。

じゃあ、邦画のタイトルはシンプルじゃないのか?ということ。

作品を挙げだしたらキリがないし、意図的にピックアップすればそれこそいや邦画だってシンプルな作品もたくさんあるよ!ということになりかねないので、

まあそこは公平な検証を進めようとは思いますが……。

 

最近観た邦画を順にあげていくと

 

わたし出すわ』『地獄でなぜ悪い』『ラブ&ピース』

羅生門』『パッチギ!』『愛のむきだし

『ふがいない僕は空をみた』『嫌われ松子の一生

カラスの親指』『リアリズムの宿

『神童』『凶悪』『ミュージアム』

苦役列車』『東京難民』

 

こうやって挙げていくと、確かに洋画よりはタイトルが複雑なイメージです。

あれでも待って。

 

単語一つで終わるものって中々無いね、と思いきや、意外とある。

いやでも、そこまで複雑か?シンプルなものも多くない?

 

パターン化してみる

パターンとしては

【A が Bする】

【A の B】

みたいな構造が多いみたい。

抽象化するとなんだか見えてくるものがある、というのも、

構造からみれば、そこまで複雑ではなくない?という一つの到達点。

 

例えばなんだけど幾つかの作品を直訳すると

愛のむきだし』→『Love Exposure』

カラスの親指』→『Crow's Thumb』

七人の侍』→『Seven Samurais』

こうするとなんだかシンプルに見えるのは気のせいかな。

 

というか、英語で直訳するとシンプルに見える…。

 

洋画の原題は果たして本当にシンプルなのか

結論から言うと、意味だけで考えてみればそこまででもないのでは?

パターン化してみたけど、多分それは表記の問題かもしれない。

ということで僕が見出した結論はこちら。

 

例えば日本語って、カタカナやひらがな、漢字で構成されていて知らないうちに同じ様に認識しているけれど、同時にアルファベットだけ並んでいるものよりも少し複雑だな、と無意識に受け取っているのではないか、ということ。

→アルファベットだけ並んでいるよりも、シンプルには見えづらい。

 

もう一つは、助詞の存在。助詞があると少し複雑に見える。気がする。前置詞よりも。

→助詞はひらがなだし、接続の役割を果たすひらがなが漢字で挟まれていたりするとシンプルにはならない?

 

でねそれとまた別ですが思ったんですけど、

英語圏において “単語” に対するアプローチが日本語圏の人となんとなく異なる理由。

 

英単語ってかっこよくね?(笑)

 

『The Accountant』が、日本語だと『公認会計士』だよ。

『The Martin』が『火星人』だよ。

カタカナにすればまだ何とかだけど、漢字表記って意味が直接的すぎる気がする。

『frozen』もなんとなく、ここまできたらオシャレに見えてしまうし。

 

でも日本語だって美しいよ。

漱石の『こころ』とかさ。

周作の『沈黙』とかさ。

一概には言えないんだよなぁ……。

 

 

僕の中では、まあそんなことないのでは、という結論に至った理由をまとめる。

・シンプルな原題の映画を恣意的に選んでおり、そういったタイトルの映画ばかり英語圏であふれているわけではない。ただしその傾向はあるというのは確か。英単語かっけえ。

・助詞の存在が邦画タイトルを複雑に見せている(単語数を増やしている?)

・カタカナ、ひらがな、漢字の三要素

 

こんなところかな。

僕は英語は単語に対する信頼感が強いのかとか、なんだろう

単語に対する価値観が日本語とは少しズレてるのかな、とは常々思っていたんだ。

いいまとめ方がわからないので、今日はこんなところで。
さようなら。

読んでくれてどうもありがとうございました!

あなたの週末に贈る名作映画 今週観た良作を紹介。その6

こんばんは、井出崎です。

 

春ですね。

桜が散っていきます、散り際が一番きれいだなんてそんなキザなことは言いません、けれど葉桜がとても好きです。

身体が重くて動きたくなくなりますけどこれは季節のせいではありませんね、週末に映画でも観て一息ついて、来週もがんばりましょう。

 

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今週もいくつかの映画をピックアップして紹介していきたいと思います。

この企画は僕が今週観た映画の中で幾つかの作品を選んで紹介するというもの。

是非、映画のある週末を送っていただければなあと思います。

 

www.worksmovie.com

 

僕が今週観た映画

僕が今週観た映画をドーンと紹介。

何本観たのだろう。

 

今週は8本でした。

 

・チェイサー

『哭声/コクソン』のナ・ホンジン監督作。こりゃすげぇ。というのが第一の感想。

 

・ラブ&ピース

園子温監督作。なんだこれは(笑)

 

地獄でなぜ悪い

これも園子温監督作。完全に『愛のむきだし』の影響で彼の作品を観ています。

 

潜水服は蝶の夢を見る

これ凄くよかった。うん。

 

わたし出すわ

小雪主演作です。不思議な映画。何を出すかって、お金です。最初下ネタかと思った。

 

・の・ようなもの

上の『わたし出すわ』と同じ森田芳光監督作。途中で観るのを止めてしまった…

 

BAD BOYS

ウィル・スミスの出世作らしい。王道のアクションコメディって感じです。

 

娚の一生

これまたゆっくり時間が流れる映画だなぁ。観る人を選ぶぞ。俺は好きです。

 

何か気になる作品がございましたら、コメントでもなんでも詳細な質問等にも応えますのでお気軽にどうぞ。

今週はこの中から…何を選ぼうかな。

 

というわけで今週は『チェイサー』と『潜水服は蝶の夢を見る』で決まり。

 

『チェイサー』

この記事を読んでくれている人の中に、韓国映画に馴染み深い人という人はどれほどいるのだろう。

正直僕は色々な映画を観るまで、韓国の映画には興味すら抱いていなかった……

本当韓国の作品を観るようになったのも最近です。

 

でもこの作品は凄い、なんといっても見応えありすぎる!!!

まだ韓国の映画を観たことのないという人に是非お勧めしたい。

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概要

今年日本でも公開され、注目を集めた『哭声/コクソン』ナ・ホンジン監督作

実際に起きた連続殺人事件をベースにした物語で、殺人犯と元刑事の追跡劇を緊張感たっぷりに描き出した犯罪スリラー。

 

元刑事ジュンホが経営する風俗店から女たちが相次いで失踪を遂げたことを皮切りに、ジュンホは失踪した女たちを探し始める。ジュンホは犯人として青年のヨンミンをとらえるものの、彼はまた連続殺人犯容疑者としての疑いもかけられたのち、結局証拠不十分として釈放されるのだが…

みどころ

まず役者たちが良い味出しているんだよ…

殺人犯容疑にかけられるヨンミンは『お嬢さん』ハ・ジョンウ

彼良いね、とっても好きです。

主演のキム・ユンソクもなんか渋いけど少し間が抜けているというか、感じのいいオジサン。

ちなみに同監督作『哀しき獣』でもハ・ジョンウとキム・ユンソクが出ているよ!

 

内容について言及すると… 完成度がものすごく高いんです

 

緊張感がそこらじゅうに漂っていて、主人公の刑事が殺人容疑の青年を追い続けるシーンなんかまさに肉迫するようで、震えました。ここまですごいのかと。

二人が掴み合って殴り合うシーンなんかも本当に目が離せない。

推進力がすごくて、どんどん物語に引き込まれていきます。

韓国作品独特の気味の悪さ、退廃的な雰囲気が好きですねーーー!たまらん!!

 

個人的になんだけど、最近観た邦画の『ミュージアム』とかも同様のサスペンスなんだけどここまで差があるのかと思ってしまったよ…

 

とにかく、クセが強そうで韓国映画は…という食わず嫌いな人、もったいないです。

そんなひとにこそお勧めなので、是非観てほしいなぁ。

 

潜水服は蝶の夢を見る

 

もしも身体の自由を失ったら、どうなるんだろうかーーー

映像美が織りなすのは、胸に秘めた蝶のように自由で切ない言葉。

 

さて 『潜水服は蝶の夢を見る』です。

タイトルが好きなんだよね。文学的で。

というか、フランスのとある雑誌の編集長が手掛けた文学作品にまつわる実話を映画化したもので、原作通りのタイトルです。

すごく叙述的でフランス映画らしい。

 

ゆっくりと流れる時間がただ流れるだけじゃなくて身に染みるような実感を伴う。

上のチェイサーとは対照的な作風で、昼下がりの午後ゆっくりと観てほしい作品です。

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概要

ELLE誌の編集長として順調な人生を送っていたジャン=ドミニク・ボビーは、ある日脳梗塞によって倒れ、命は取り留めたものの、右目瞼以外の体の自由を失ってしまう。

本作は、彼が言語療法士の協力によって、右目瞼のみで綴った『潜水服は蝶の夢を見るができるまでの実話をベースに、彼の顛末を描く。

 

見どころ

というか、右瞼のみで本を書くって凄くないですか?

 

20万回もの瞬きで自分の半生を綴ったそうです。

どうに文字を綴ったかというと、まあネタバレにはならないと思いますので書いてしまいます。

 

それは、“フランス語における最も使われる頻度の高いアルファべ” を順にならべ、それを言語療法士が上から読んでいき、主人公のジャン=ドミニクは選びたいアルファべのところで瞬きをする、というかなりシンプルなコミュニケーション方法。

 

これであなた、本書けますか。

俺は無理だ。想像力も、何を綴っていいのかもわからない。

手で何かを書き留めるわけにもいかないから、全部頭の中で組み立てなくてはいけない。

たゆみない努力と時間を要しただろう。

それは作者だけでなく、受け取り手の言語療法士も同じだ。

それでも何かを伝えたいという思いで綴られた原作も、ぜひ手に取ってみたくなる。

 

また、そんな作品を巡ったく本作の本当の魅力はというとね。

とっても叙情的で、美しいんだよなぁ。

主人公はもう植物人間的な扱いで、身体を動かすこともできない。

僕は、生きるとは何だろうか、これで生きていると言えるのだろうかーーーそんな重たいテーマを押し付けられることなく、それでも何かを綴ることの大切さというか、素晴らしさを覚えた。

 

肉体に閉じ込められてしまう “ロックト・イン・シンドローム” という症状に陥った主人公は、不自由な状態を “潜水服” に例え、それでも自由に飛び回る “蝶” を夢見るのだ。

それが切なく、そして力強さを感じさせる。

 

主人公の周りの人々もとても愛に溢れた人たちだ。

なんだか胸の奥にジーンと響いてしまう作品。

 

さて、今回はこの2作品を紹介してみました。

参考になればいいなぁと思います。

是非映画のある週末をお過ごしください。

 

また興味の無い方は飛ばしていただいて結構なのですが、

アホほど紹介されている話題のアマゾンプライムで上記の作品を観ることができます、

1か月間の無料体験もやっているようなので、検討してみてはいかがでしょうか。

とてもお得ですよ。

 

 

それじゃあまた来週!

読んでくれてどうもありがとうございました。

 

 

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