足が絡まっても、踊り続ける

映画家になるまでの記録。映画、読書、喫茶店。

西瓜と渓の朝

頭がぼんやりしていたので、気晴らしに散歩に出た。大学近くの椿山荘から江戸川橋の方へ向かい、茗荷谷辺りに着くと奇妙な看板が目に留まった。 『ワンルームマンション建設反対!~町の環境を守ろう』 茗荷谷と言えば高級住宅街である。現代的な洒落た建物…

【一人旅ルポ】大都会の条件と、なぜ人は東京に固執するのか

夜が更け始める神戸でタクシーを拾った。 初老の男性が、路上に車を止め煙草を吸っていた。彼と目が合い、乗せてくれますか、と私が言うと、彼は吸い始めのタバコを消し、私を快く乗せてくれた。 車体に揺られながら、今まで縁もゆかりもなかった地を眺めて…

死にたさ語ることばかり上手になった僕らの世代へ

死にたくない僕らはいつしかどれだけ死にたいかを語ることばかり上手になってしまった。 どれだけクソでもクズでもバカでもメンヘラでも、どれだけ汚い男とヤッても、どれだけ綺麗な女に相手にされなくても、そんな人生がどれだけ死んだ方がマシであるかわか…

駅前で全裸になり警察に捕まった早稲田の友人の話

ずっと書きたかった友達がいて、彼の生き方を世に広めたく思い記事を執筆しました。 タイトルからは全裸になった話が細かく書かれているようだけど、彼の悪行を広めるため、時系列順に僕と彼が初めて出会った1年後の辺りから今までを一年刻みで描いています…

池袋で最もヤバい店『本気カレー ガールズバー』の美人店長を取材しました。

何かのツテで知り合った『本気カレー ガールズバー』の美人店長に会いに、飲みに行ってきました。ちょうどいいネタだと思い、もう一つのメディアの方に執筆し、投稿しました。 moderntimes9.amebaownd.com 本当にこのお店に携わる人はみんなヤバくて、店長の…

ウェブメディア「Alones」を立ち上げました

今の時代って凄いんですね、こんなに簡単に無料でオウンドメディアを立ち上げることができるなんて。はてな限界界隈の一角である id:idwn (著 たとえば明日とか) が僕のしもべとして働いてくれるそうです。 色々とわからないこともたくさんあるので、いろい…

「自称クズ」大学生に、つける薬はない

「自称クズ」大学生に、つける薬はない いますぐ自分のことをクズと呼ぶのはやめよう。自分のことを世界一まじめだと思いながら、何故か他人にクズと呼ばれているくらいがちょうどいいのだ。 「自称クズ」だった僕をぶちのめした女性 僕が大学一年生だったこ…

蛍が飛び交う頃きみは

僕は蛍をみたことがない。理由は二つある。まず、単純に蛍をみる機会に巡り合わなかったこと。そして、大学生のうちに一緒に蛍をわざわざ見たいと思える人に巡り合えなかったことだ。 毎年この季節になると、早稲田大学の近くにある椿山荘というホテルが、庭…

愛猫が老衰で死んだ。今まで本当に本当に本当にありがとう。

実家から今死んだと連絡があった。 もう長くないことは知っていたので随分前から心の準備をしていた。それにもかかわらず訃報を受けた途端にひたすら悲しくて悲しくて涙が止まらずディスプレイに反射された自分の顔がぐしゃぐしゃになってどうすればいいかわ…

江國香織の「あとがき」が素敵すぎる三作品を紹介する

僕は江國香織の小説が好きです。 彼女は恋愛小説の女王と称されることが多々あるため、20歳そこそこの男である僕が彼女の小説が好き、と言うのはちょっとだけ恥ずかしいものがある。 だけど彼女の小説、とても良いんですよね。静かに燃え、夕日が射す様な世…

足の親指と人差し指の関係について

ベランダで煙草を吸いながら、ふと自分の素足をみた。 足の人差し指が、親指よりも長い。それは当たり前のことかもしれないけれど、他の人の足の指の長さなんて気にもかけたことがなかったので、改めてまじまじと見るとこの1センチ弱の長さが何故だか誇らし…

僕も、父親よりスーツを着てる奴らの方が偉いと思っていた。

西川美和の『永い言い訳』を観た。二度目だ。 本作は見事な二項対立を描いている。 頭は良くないが思いやりに溢れ直情的なブルーカラーの父親、そしてインテリではあるが妻のことを顧みず不倫を繰り返す向こう見ずな作家。 作中では、キーパーソンである小学…

『恋愛の後遺症』についてのいくつかの考察

どれだけ向こう見ずで甘美な恋のようなものに取り憑かれてきたのだろうか。どの経験を振り返っても、確かに何かを失ったことの方が多かった。何かを得たとすれば、やはり夢を見るような瞬間的な居心地の良さであり、そのどれもが後になって、まやかしの幸福…

本当の不感症であるということ

不感症。一般的に定義されるものは性的接触に対して快感を覚えない人の性質を指すことだろう。 このブログでは度々自分が不感症であることを取り扱ってきたが、その意味は「滅多なことでは心を動かされない」というような心情のあり方であったように思う。 …

痛みをくれる人

id:punkrockes それでも人に会い続ければ突然激しい痛みを与える人物と出会いそして自分は不感症ではないと再認識しその痛みを掘り下げると今まで気にもしていなかった細い路地を見つける。知らんけど。 何て瑞々しい横顔なのだろうと思った。長い睫毛。控え…

もしも文学がこの世に無かったら

僕は今頃死んでいたかもしれない。それとも、全くつまらない別の人生を歩んでいたかもしれない。許されているという実感がないまま、いや、そもそも自分の生き方について幾何の実質的な疑問のみ抱いて、生きていたかもしれない。 元々多読というわけではなく…

何も起きないような気がする一日の始まり

トマトを念入りに洗って、小さく切って、昨日もらったドレッシングをかけて食べよう。 何も起きないような気がする一日の始まり、大抵こんな日は何か起きそうで何も起きずに終わる。タバコを買って、ベランダで一本吸おう。ただでさえ花粉症で呼吸が苦しいの…

就職活動に疑問を抱く系就活生に文句が言いたい

就職活動に疑問を抱き就活辞めました!自分の形を偽って企業という器に当てはめるのに嫌気がさしました!これからは自分らしく生きたいと思います!起業します!ブロガーになります!農家になります!世界一のなすびを作り上げてやります、探さないでくださ…

不感症

昨日デートしてきた。とてもかわいい女の子だった。年は同じで、興味を持った国には一人で飛び立ってしまうような主体性の持ち主の子だった。正直言って、一緒にいるのが憚れるくらい魅力的な女の子だった。 彼女の優しそうな笑顔に、ある種の冷たさを感じた…

桜が人を悲しませる理由

桜をみると、悲しくなる。季節を待ちわびたかのように咲き誇る桜をみると、悲しくなる。それは、この素晴らしい光景の終わりを想像してしまうからだ。 蕾から人々の期待を放つようにかわいらしい花びらを咲かせても、きっと来週には散り始める。そうでなくて…

『ノルウェイの森』主人公による最高の ”口説き文句と台詞” を紹介する

『ノルウェイの森』は僕が最も好きな文学作品のうちの一つと言ってもいいくらい何度も読み直した。そもそもこの作品と出会ったのは僕が中学2年生の頃であり、僕の人生を変えた作品と言ってもいい。初めてこれを読んだときの衝撃は本当に大きなものだった。 …

就活生が解説!出版社筆記試験用の参考書と問題・対策まとめ【19卒】

先日集英社の筆記試験に合格しました。出版社の筆記試験と言えば難問・奇問の連続と言われており、実際に受けてみて特殊な対策が必要であることを感じました。 まだまだこれから他の出版社も残っているので備忘録ついでに対策や使った参考書について書いてい…

君がいたあの夏の日に

僕に生まれて初めてできた恋人の話をしようと思う。 あれは僕が大学1年生で、鈴虫がまだ泣き始めない夏頃だった。彼女は二つ上で、サークルの先輩だった。大学生活の右も左もわからず、とにかく調子づくことが仕事でありながら人付き合いが苦手だった僕のど…

いつから日本は名詞を重ねる「強調の修辞法」を多用するようになったか

最近とても気になる言葉の使い方がある。それは「名詞を重ねて形容句を生み出す」という技法だ。これは極めて汎用性の高い技法であり、本当に伝えたい言葉が出てこない時、特に苦し紛れに使われるように思う。 (例①) A「今日の服可愛いね!」 B「え、本当…

【就活生が感じた】総合商社等へのOB訪問で 必ず注意すべき4点

備忘録もかねて、総合商社へのOB訪問時の注意点を簡単に綴ろうと思う。大学生等身大の意見であるから、これからOB訪問をする方に少しは役立てられればいい。 また、総合商社ではなくてもどの社会人に会いに行く際も気を付けるべきことであるために、どの業界…

大ヒット作・映画『イップマン』シリーズが最高にお勧めな理由

最近話題でスマッシュヒットを飛ばした『イップマン』という映画を観ました。すっかりハマってしまって、3作品一気に観てみました。 カンフーを扱ったアクション映画なのですが、この映画の見どころはまさにカンフーの神髄に迫るようなアクション、アクショ…

就活の不安・辛さの正体は「得体の知れなさ」だと思う

3月を迎え、企業による採用活動が解禁された。これによって、企業は説明会や本選考を大々的に行うことができるようになった。 私は今就職活動中の身であるが、正直に言うと、就職活動めちゃめちゃしんどいです。肉体的にとかスケジュール的にではなく、精神…

大学生のうちに観るべき「学生が主人公」おすすめ映画 5選

大学生活で結構な本数を観てきた私が、大学生のうちに観てほしい「学生が主人公」である映画を幾つか選んでみた。 いずれも私にとってとても大切な作品であり、特に自分が何者か見つめ続けなくてはならない大学生であるうちに、自分を見つめなおすという意味…

うちの猫の横顔が綺麗だから見てほしい

今週のお題「ねこ」 僕は猫大好きなんです。猫って自由で何物にも縛られないような飄々とした佇まいを呈しているけど実はすごく思慮深い生き物だと思っています。犬にはかなわないけれど。ちなみに犬も大好きで、いつか大きな犬を飼いたい。でも大きな犬死ん…

嘘はバレる?仕事でミスを隠してしまったときの心の保ち方

先日、バイト先で大きなミスを犯した。このミスは他人に面倒をかけてしまう類のものであるが、僕はこれをもみ消した。嘘をついた。自分のミスを機械の不具合のせいにして「仕方なかったこと」と言い訳したのだ。息をつくかのように勢いで嘘をついてしまった…