映画喫茶 Bande à part バンドアパート

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邦画がダメだ、クソだと言われる4つの理由

まず初めに断っておくが、僕は邦画がクソだ、ダメだなどと言ったことはない。

邦画も好きです。本当に。

 

ただ、インターネット上ではそのように形容されることもしばしばあり、提唱される理由の中には頷くほかないものも多々あるというのが正直なところである。

 

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少し気になったので、自分の意見を織り交ぜつつ、その主な4つの理由の是非を考察してみようと思う。

また、海外との比較を中心にして話そう。

他の人の意見もぜひ聞いてみたいな。

 

なぜ邦画はダメだ、クソだ、つまらないといわれるのか

邦画が、というのがポイント。

これは相対的な評価であるため、海外との評価を比較中心に語っていく。

 

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テーマ・内容が薄い

 

まず大きな理由として、日本においてはセンセーショナルな話題が貧しいということ。

あまり言われていないことなので、テーマ性の問題については声を大にして言いたい。

 

例えば海外、特に映画大国のアメリカを例に挙げると、題材にしやすいものがたくさんある。

銃社会、人種差別、宗教、政治、戦争、薬物、貧困、性……一つ取っただけで大きなテーマになり、物語が一つ出来上がりそうだ。

 

果たして日本の場合はどうだろう?

政治を取ってみても、誰がその映画を観るのだろうか。というかそんな映画作れるのだろうか。社会を風刺するという慣習が日本の映画には見受けられない気もする。

そういう意味では『シン・ゴジラ』がどれだけすごい作品なのかわかるよね。

また、戦争映画は度々作られるだろうが、それは歴史を切り取ったものであり、中々革新的なものをつくり上げるのは難しい。

 

日本は日本らしく、背伸びをせずにできる範囲で想像力を膨らまして映画を作るべきなんじゃないかな(閉塞感に苛まれたままでいいという意味じゃないです)。

進撃の巨人鋼の錬金術師?アニメーションのままでよくないですかね。

時代劇は、うん。時代劇作りたがっている人たちもたくさんいるのだけれど、中々話題になることが少ないよね。

もう少し歴史を扱ったものも盛り上がって良いよなぁ。

 

芸能事務所と映画の利害関係

例えば、映画を作るうえで出資などの関係により有名な芸能人や若手のアイドル、モデルを使わざるを得ない場合があるらしい。

とてもお金の臭いがしますね、これは。

「人気漫画原作とこの実情が絡むとほとんど失敗に終わる(by前田有一)」という言葉を思い出してしまう。

その中にはすごくいい演技やそのカリスマ性で魅了する方もいらっしゃるだろうが、その中に元々役者志望で、何年もちゃんと演技を学んだ、というような方はどれほどいるのだろうか。

それが日本映画をつまらないものにしているというのは短絡的だろうが、ただ長い目で見れば日本の映画界の衰退につながる理由と言えないこともないだろう。

俳優志望だけれどまったく芽が出ない役者なんてザラだろうけれど、もう少し陽の当たらない場所で夢を見ているような人たちの活躍も見たいな。

 

役者の演技がヘタクソ

これは先ほどの芸能事務所との関係と被る部分もある。

つまり、日本の役者が全員ダメだという事ではなく、良い演技をする役者を使わない、ということだろう。

確かに、ああ、これはちょっとなぁ……と思う作品も多い。

特にこれは個人的な経験になるのだが、先日とある邦画のサスペンスを鑑賞したところ、役者が泣き叫ぶシーン、あれマジで迫力なさ過ぎて萎えた……。

 

けれど、一概に日本の役者のレベルが低いと誰が言えるのだろうか。

演技の良し悪しを合理的に説明できないなら「日本の役者はへたくそ」という言説は説得力を欠く。

外国語を扱った海外の役者が上手に見えるのはまずその色眼鏡を外してから、冷静に分析したいところだ。

僕は日本にも好きな役者もたくさんいるし、彼らの演技に涙することだってしばしばある。

問題なのは、そういった良い映画が話題に昇らないこと、観られないこと。

良い映画って主観的すぎて何を指すのかは難しいけれども。

だから商業映画の主演者を一つ手に取って、邦画はクソ!っていうのは違う。

 

 

製作費のこと

これも海外と比較するけれど、製作費。

日本の映画界はお金がないらしい。

夢がない話だけれどお金がないし、お金がないからますます商業的に出資者と結びつかざるを得ない。

国内市場における “ある種のガラパゴス化” だというのは本当のことだと思う。

d.hatena.ne.jp

 

例えば、これは僕の勤め先の映画人の方の受け売りだから聞き流してもらって構わないこと。

日本の映画製作において国からの支援は乏しい状況にあるらしい。

対する今すごく映画作りに力を入れている韓国における映画、およびそれに携わる映画人は、すごく知的な立ち位置にあると評価されるらしく、国からの製作費支援も日本以上になされているそうだ。

 

要するに、映画芸術の衰退、もはや芸術ではなく産業物。

にも関わらず金を生まない。

ああ悲しい。

僕がお金持ちの親だったら息子だって海外留学させられるのに。

森山未來は国のプロジェクトで外の世界をみた、というような話を小耳にはさんだ。

とてもナイス。

 

まとめ

邦画を頭ごなしに批判する人は一つの作品を手に取って一般化しすぎ。

それは誰にでも陥りがちな罠だ。でも知ってほしいのは、そういう声だって日本の映画を悪くしている一因なのでは?ということ。

邦画も洋画も観て、それでも邦画はつまらん、という人の意見はむしろ貴重に扱うべき。

 

もっといいものを作ろうという貪欲な心が何の世界でも必要だね。

けれど権利関係やお金が絡むと、一気にややこしくなるし、ある面ではシンプルになる。観客を呼ぶこと。結果的に単調なものが仕上がって呼べないアンビバレンス。

 

以上、僕が映画に馳せる思いでした。

難しいテーマなのでまたいろいろ考えて記事にしたいです。

拙文ではありますが読んでくれてどうもありがとうございました。

 

 

それが映画をダメにする

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