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映画喫茶 Bande à part バンドアパート

映画家になるまでの記録。映画、読書、喫茶店。

あなたの週末に贈る名作映画 今週観た良作を紹介。その6

こんばんは、井出崎です。

 

春ですね。

桜が散っていきます、散り際が一番きれいだなんてそんなキザなことは言いません、けれど葉桜がとても好きです。

身体が重くて動きたくなくなりますけどこれは季節のせいではありませんね、週末に映画でも観て一息ついて、来週もがんばりましょう。

 

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今週もいくつかの映画をピックアップして紹介していきたいと思います。

この企画は僕が今週観た映画の中で幾つかの作品を選んで紹介するというもの。

是非、映画のある週末を送っていただければなあと思います。

 

www.worksmovie.com

 

僕が今週観た映画

僕が今週観た映画をドーンと紹介。

何本観たのだろう。

 

今週は8本でした。

 

・チェイサー

『哭声/コクソン』のナ・ホンジン監督作。こりゃすげぇ。というのが第一の感想。

 

・ラブ&ピース

園子温監督作。なんだこれは(笑)

 

地獄でなぜ悪い

これも園子温監督作。完全に『愛のむきだし』の影響で彼の作品を観ています。

 

潜水服は蝶の夢を見る

これ凄くよかった。うん。

 

わたし出すわ

小雪主演作です。不思議な映画。何を出すかって、お金です。最初下ネタかと思った。

 

・の・ようなもの

上の『わたし出すわ』と同じ森田芳光監督作。途中で観るのを止めてしまった…

 

BAD BOYS

ウィル・スミスの出世作らしい。王道のアクションコメディって感じです。

 

娚の一生

これまたゆっくり時間が流れる映画だなぁ。観る人を選ぶぞ。俺は好きです。

 

何か気になる作品がございましたら、コメントでもなんでも詳細な質問等にも応えますのでお気軽にどうぞ。

今週はこの中から…何を選ぼうかな。

 

というわけで今週は『チェイサー』と『潜水服は蝶の夢を見る』で決まり。

 

『チェイサー』

この記事を読んでくれている人の中に、韓国映画に馴染み深い人という人はどれほどいるのだろう。

正直僕は色々な映画を観るまで、韓国の映画には興味すら抱いていなかった……

本当韓国の作品を観るようになったのも最近です。

 

でもこの作品は凄い、なんといっても見応えありすぎる!!!

まだ韓国の映画を観たことのないという人に是非お勧めしたい。

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概要

今年日本でも公開され、注目を集めた『哭声/コクソン』ナ・ホンジン監督作

実際に起きた連続殺人事件をベースにした物語で、殺人犯と元刑事の追跡劇を緊張感たっぷりに描き出した犯罪スリラー。

 

元刑事ジュンホが経営する風俗店から女たちが相次いで失踪を遂げたことを皮切りに、ジュンホは失踪した女たちを探し始める。ジュンホは犯人として青年のヨンミンをとらえるものの、彼はまた連続殺人犯容疑者としての疑いもかけられたのち、結局証拠不十分として釈放されるのだが…

みどころ

まず役者たちが良い味出しているんだよ…

殺人犯容疑にかけられるヨンミンは『お嬢さん』ハ・ジョンウ

彼良いね、とっても好きです。

主演のキム・ユンソクもなんか渋いけど少し間が抜けているというか、感じのいいオジサン。

ちなみに同監督作『哀しき獣』でもハ・ジョンウとキム・ユンソクが出ているよ!

 

内容について言及すると… 完成度がものすごく高いんです

 

緊張感がそこらじゅうに漂っていて、主人公の刑事が殺人容疑の青年を追い続けるシーンなんかまさに肉迫するようで、震えました。ここまですごいのかと。

二人が掴み合って殴り合うシーンなんかも本当に目が離せない。

推進力がすごくて、どんどん物語に引き込まれていきます。

韓国作品独特の気味の悪さ、退廃的な雰囲気が好きですねーーー!たまらん!!

 

個人的になんだけど、最近観た邦画の『ミュージアム』とかも同様のサスペンスなんだけどここまで差があるのかと思ってしまったよ…

 

とにかく、クセが強そうで韓国映画は…という食わず嫌いな人、もったいないです。

そんなひとにこそお勧めなので、是非観てほしいなぁ。

 

潜水服は蝶の夢を見る

 

もしも身体の自由を失ったら、どうなるんだろうかーーー

映像美が織りなすのは、胸に秘めた蝶のように自由で切ない言葉。

 

さて 『潜水服は蝶の夢を見る』です。

タイトルが好きなんだよね。文学的で。

というか、フランスのとある雑誌の編集長が手掛けた文学作品にまつわる実話を映画化したもので、原作通りのタイトルです。

すごく叙述的でフランス映画らしい。

 

ゆっくりと流れる時間がただ流れるだけじゃなくて身に染みるような実感を伴う。

上のチェイサーとは対照的な作風で、昼下がりの午後ゆっくりと観てほしい作品です。

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概要

ELLE誌の編集長として順調な人生を送っていたジャン=ドミニク・ボビーは、ある日脳梗塞によって倒れ、命は取り留めたものの、右目瞼以外の体の自由を失ってしまう。

本作は、彼が言語療法士の協力によって、右目瞼のみで綴った『潜水服は蝶の夢を見るができるまでの実話をベースに、彼の顛末を描く。

 

見どころ

というか、右瞼のみで本を書くって凄くないですか?

 

20万回もの瞬きで自分の半生を綴ったそうです。

どうに文字を綴ったかというと、まあネタバレにはならないと思いますので書いてしまいます。

 

それは、“フランス語における最も使われる頻度の高いアルファべ” を順にならべ、それを言語療法士が上から読んでいき、主人公のジャン=ドミニクは選びたいアルファべのところで瞬きをする、というかなりシンプルなコミュニケーション方法。

 

これであなた、本書けますか。

俺は無理だ。想像力も、何を綴っていいのかもわからない。

手で何かを書き留めるわけにもいかないから、全部頭の中で組み立てなくてはいけない。

たゆみない努力と時間を要しただろう。

それは作者だけでなく、受け取り手の言語療法士も同じだ。

それでも何かを伝えたいという思いで綴られた原作も、ぜひ手に取ってみたくなる。

 

また、そんな作品を巡ったく本作の本当の魅力はというとね。

とっても叙情的で、美しいんだよなぁ。

主人公はもう植物人間的な扱いで、身体を動かすこともできない。

僕は、生きるとは何だろうか、これで生きていると言えるのだろうかーーーそんな重たいテーマを押し付けられることなく、それでも何かを綴ることの大切さというか、素晴らしさを覚えた。

 

肉体に閉じ込められてしまう “ロックト・イン・シンドローム” という症状に陥った主人公は、不自由な状態を “潜水服” に例え、それでも自由に飛び回る “蝶” を夢見るのだ。

それが切なく、そして力強さを感じさせる。

 

主人公の周りの人々もとても愛に溢れた人たちだ。

なんだか胸の奥にジーンと響いてしまう作品。

 

さて、今回はこの2作品を紹介してみました。

参考になればいいなぁと思います。

是非映画のある週末をお過ごしください。

 

また興味の無い方は飛ばしていただいて結構なのですが、

アホほど紹介されている話題のアマゾンプライムで上記の作品を観ることができます、

1か月間の無料体験もやっているようなので、検討してみてはいかがでしょうか。

とてもお得ですよ。

 

 

それじゃあまた来週!

読んでくれてどうもありがとうございました。

 

 

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