「八月の鯨」に行ってきました。
八月の鯨は、映画好きが集う酒場で、様々な映画をモチーフにしたカクテルを扱っています。メニューはほぼ映画のタイトルで埋め尽くされています。
しかもなんとこのお店では、メニューにない映画のタイトルを冠したカクテルもオーダーすることができます。
これがこのバーの凄いところ。
既にいろいろな方がこのお店を紹介しているので、この記事では私が作っていただいたカクテルを紹介していきますね。
特に『ゴッドファーザー』シリーズを紹介していきます。
八月の鯨
内装・外装ともにこだわっており、目で見てもまず楽しい。店内にかかる音楽はどれも映画に関わっている様子。
映画の話が飛び交っており、そして映画のポスターに囲まれた内装、これは映画好きには堪らない!
オーダーにセンスが問われる…こんなに汗を握りお酒をオーダーすることなど滅多にない。
せっかく雰囲気も良いので、この雰囲気にも合うだろう『ゴッドファーザー』を頼もうと思い、カウンター越しに注文する。バーテンダーに『ゴッドファーザーⅡ,Ⅲ』も作れるか訊ねた所、可能だと言われたので、全部頼むことを決意した。
ちなみに、他のシリーズ物も作ってもらえるそうで、他のお客さんは『ハリーポッターとアズカバンの囚人』とか頼んでました。
しかし、B級映画好きの友人が『シャークネード3 エクストリーム・ミッション』という、宇宙で暴れまわるサメが登場する映画のタイトルを注文したところ、
『そんなものは観ていないからつくれない』
とか言われていました。
何故観てないのだと友人は怒っていたけれど、バーテンダーも大変だ。そりゃ観てないよな。
それでは前置きはこのくらいにして、ゴッドファーザーシリーズのカクテルを紹介していきたいと思います。
『ゴッドファーザー』
名作ですね。フランシス・フォード・コッポラ監督がメガホンを取り、マーロン・ブランド、そして若きアル・パチーノが主演を務めます。
マフィアの世界を克明に描き、コルレオーネファミリーのドンが襲撃されたことを機に、堅気の生活を送っていたマイケルが父親の跡を継ぐことを決意する様子を、ざらついた色合いでなおかつ鮮明に映し出した名作です。
さて、どんなカクテルが出てくるのでしょうか。
こちらが「ゴッドファーザー」です。
ドーン!
渋いですね。
これは…ウィスキーとアマレットの、まさしくゴッドファーザーです。うん、予想していました。
意外とアマレットの甘みが強く、マイケルのまだマフィアのドンとしての甘さを表現しているのでしょうか。
『ゴッドファーザーⅡ』
次はゴッドファーザーⅡです。
こちらは、父の後を継いだマイケルのその後と若き日のドン・コルレオーネが成り上がっていく様子を、二つの時系列で描いています。
主演はアル・パチーノとロバート・デ・ニーロ。最高すぎる。
さて、どんなカクテルが飛び出すのでしょうか。
もうドキドキですね。
「ゴッドファーザーⅡ」がこちら。
ドーン!!
…渋いですね。お味は、先ほどよりも甘さを抑えたゴッドファーザー。
とってもおいしかったです。
見た目は全く変わらないけど、飲み比べもものすごく楽しい。
『ゴッドファーザーⅢ』
最後は『ゴッドファーザーⅢ』です。
シリーズ最終作は年を召したマイケルの晩年を描いており、少し寂しい内容です。
アル・パチーノ渋すぎる。
さて、最後の一杯。
どんなカクテルが飛び出すのでしょうか。
最後だし派手にブチかましてくれるのでしょうか。
さて、こちらが「ゴッドファーザーⅢ」です。
ドーン!!!
やっぱり見た目はグラスしか変わってないません。
分かってました。でもこれでこそ『ゴッドファーザー』です。
お味は、やはりゴッドファーザーなのですが、かなりスパイシー。
かなり大人の味です。なるほど、マイケルの晩年をスパイシーに仕上げるとは。
とってもおいしかったです。
番外編
目で見て面白いカクテルをひとつも紹介できなかった。
忍びないので、もう一作だけ私が頼んだカクテルをもう一つだけ紹介します。
『明日に向かって撃て!』です。
なんだかまた嫌な予感がしますね。
店内には『スティング』のポスターが飾られており、せっかくだしP・ニューマンとロバート・R・フォードのコンビの酒が飲みたいと思ったのでこちらを。
さて、どんなカクテルでしょうか。
こちらが「明日に向かって撃て!」です。
茶色っ!!!!
いや、分かってました。これでこそ『明日に向かって撃て!』です。
お味は、ビターな甘さのあるスモーキーなお酒。
これ、かなりおいしかった。
番外編 その2
もう一つ、これじゃおさまりが悪いので、
友人が頼んだものも紹介してみます。
それがこちら。
どーん!!!!!
友人が頼んだ『シャークネード』でした。
三作目はダメだったけれど、一作目は作っていただけたようです。
サメですね。
ちなみに味はクセのあるよくわからないものでした(笑)
まとめ
ゴッドファーザーシリーズのカクテルを紹介してみました。
ほんのり甘く、段々大人の味を辿っていくように、ここで過ごす時間はマイケルの人生そのものでした。
こうやってシリーズ順に頼むのもファンとしては超楽しいです。
八月の鯨を訪れるのは二回目なのですが、何度も通いたくなります。
スタッフの皆様、ありがとうございました。
派手なカクテルもたくさんあるようなので、気になった方は是非足を運んでみてください。